得意や経験を資産に変える実践的キャリア設計講座 ~埋もれたスキルを「選ばれる価値」に再構築する実装プログラム~
これまで真面目に働き、経験を積み、周囲からも一定の評価を受けてきた。それなのに、ふと立ち止まったとき、こう感じたことはないでしょうか。
このまま今の仕事を続けていて、自分の価値は積み上がっているのだろうか。
もし環境が変わったとき、自分には何が残るのだろうか。
2016年に日本語版が発売され、40万部を超えるベストセラーとなった『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』では、こうした問いに対する一つの答えとして「ポートフォリオワーカー」という働き方が提示されています。
ポートフォリオとは、本来は金融業界の言葉で、複数の資産を組み合わせてリスクを分散しながら価値を高めていく考え方を指します。これをキャリアに当てはめると、単一の肩書きや雇用形態に依存せず、複数の役割や経験を組み合わせて、自分自身の価値を構築していくという発想になります。
近年では、複業やパラレルキャリアという言葉も一般的になりました。ただ、その言葉を聞いたとき、多くの人がどこか距離を感じているのも事実です。
本業だけでも忙しく、これ以上なにかをやる余裕はない。
自分には、お金を生み出せるような特別なスキルはない。
そう感じるのは、ごく自然なことです。副業と聞くと、コンビニや飲食店で時間を切り売りする働き方や、限られた人だけができる高度な専門スキルを想像してしまうからです。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
あなたがこれまで積み上げてきた経験や、無意識にやってきた工夫、周囲から頼られてきたことは、本当に何の価値もないのでしょうか。
複業とは、時間を切り売りすることでも、特別な才能を誇示することでもありません。自分では当たり前だと思っている得意や経験を、必要としている人に届く形に整え、価値として積み上げていく行為です。
うちの会社は副業禁止だから。
これもよく聞く言葉です。ですが、ここで考えたいのは、今すぐお金を稼ぐかどうかではありません。いつでも価値に変えられる状態を、自分の中につくっておくことです。
もし、あなたの趣味や経験が、実は誰かにとっては時間や不安を減らしてくれるものだとしたら。もし、それが選ばれる理由として整理できるとしたら。
副業禁止かどうかは、本質的な問題ではありません。重要なのは、自分の中に眠っているスキルや経験を、いつでも資産に変えられる形に再構築できているかどうかです。
この講座で扱うのは、派手な成功事例でも、特別な人の話でもありません。これまでのあなたの積み重ねを、価値として言語化し、選ばれる形に整えていくための、現実的なキャリア設計です。
たとえば、キャンプが大好きな人がいたとしましょう。
「キャンプ場の予約、テントからコンロ、食材、キャンプファイヤー、朝食後のコーヒーまで全部準備するから、割り勘で遊びに行こうぜ!」というのは趣味です。では、これを収益化するためにはどうしたらいいでしょうか?
「キャンプ場の予約はもちろん、冬でも全く寒くないテント、使い勝手の良いダッチオーブン、厳選された食材、必ず盛り上がるキャンプファイヤー、朝食後の焙煎したてのコーヒーまで全部準備するので、1,000 円だけ原価に上乗せしてもいい?」と聞くだけです。参加者の満足度が高ければ、1,000円程度の準備代行手数料は喜んで払ってもらえることでしょう。
20人集めたら2万円の利益が出る上に、参加者に喜んでもらえて、なおかつ自分も楽しい。月4回の土日で開催したら8万円の収入になりますし、キャンプの楽しさに目覚めた仲間が増える可能性もあります。
たとえば、ハンドクラフトが趣味の人がいたとしましょう。
公園のどんぐりを拾って、世界に1つだけしかない手作りのアクセサリーを作ることは趣味です。その作ったどんぐりのアクセサリーを1つ1,000円で販売する、あるいはどんぐりのアクセサリーを自分で作れるようになるワークショップを開催し、1人あたり500円の参加費をいただけたら、それは立派なビジネスです。
たとえば、Excelが得意な人がいたとしましょう。
自分の仕事の効率化のために関数を活用する、同僚に質問されたのでマニュアルを作成したというのは仕事の一部です。その得意分野を活かして、休日にカルチャーセンターでパソコン教室の講師になる、あるいはExcelを教えるオンライン講座を作成し、動画を販売できたら収入が発生します。さらに、その経験はあなたのキャリアになります。
いかがでしょうか、なにか特別なことをしていますか?
お金が発生していなかったとしても、お礼に缶コーヒーやランチをごちそうしてもらったりする。極論、飲み会の幹事を引き受けて、自分の飲み代を参加者の会費に上乗せして、自分の会費は無料にするというのも、ある種の副業です。
ほんの少し工夫することで、そしてお金をいただくという行動をすることで、趣味から収入や経験を生み出す「キャリアのポートフォリオ」に変化するのです。
いつからか人生100年時代と呼称されるようになり、老後2000万円問題という新しい問題も発生しています。もはや60代で会社をリタイアする時代ではなく、自分の力で一生お金を稼いでいかなければいけない時代に突入しているのです。
どうせ稼ぐなら、楽しく働きたいと思いませんか?
各講座の概要
さて、前置きが長くなってしまいましたが、講座の内容について触れていきます。
それぞれ独立した内容の講座なのですが、この6つの講座は連動しているので、すべて受講することで掛け算的に得られる内容は増えるであろうと設計しています。
とはいえ、この案内文を読んだ人全員に参加してもらいたいわけではありません。
共感してくれた、あるいは危機感を持った、それとも希望を感じた、少しでも心がざわついた人であれば、必ず何かを得てもらえるような内容になっています。難しい内容にするつもりはなく、日常の言葉で丁寧に説明しますので、ぜひ一歩踏み出してみてください。
開催スケジュール
講座はすべてオンライン(Zoom)で開催します。昼間、あるいは夜しか参加できないという声もいただいているので、1日2回開催することにしました。
基本的な講義内容は一緒なので(質問次第で多少変わります)、昼夜どちらか一方の講座に参加してもらえば大丈夫ですが、両方参加してもらってももちろん問題ありません。また、(おそらく夜の講座を)録画もしますので、後日、アーカイブで視聴して貰う形でもOKです。
ベーシックプラン|キャリアの棚卸しと再設計を自分で進めたい方向け
2026年2月19日(木) 13時~15時/20時~22時
第1回:インターネットを通じた発信力向上講座
2026年3月5日(木) 13時~15時/20時~22時
第2回:行動を促すための文章力養成講座
2026年3月19日(木) 13時~15時/20時~22時
第3回:セルフプロモーション力養成講座
2026年4月2日(木) 13時~15時/20時~22時
第4回:複業案件獲得のためのプラットフォーム活用講座
2026年4月16日(木) 13時~15時/20時~22時
第5回:コミュニティ活用力向上講座
2026年4月30日(木) 13時~15時/20時~22時
第6回:一般人でも著者になるための商業出版講座
※録画データは各講座終了後、5営業日以内にメールにて視聴URLを提供します。
3ヶ月間のオンラインコミュニティ(Slack)参加権
アドバンスプラン|スキルや経験を「選ばれる価値」に再構築する実装プラン
全6回のセミナー(上記ベーシックプランと合同開催)、コミュニティ参加権に加え、実際にスキルや経験の棚卸し・組み合わせによるプロフィール作成のワークショップを2回開催します。さらに、個人別のコンサルティングも3回実施します(個別日程調整)。
2026年3月24日(火) 13時~15時/20時~22時
スキルセット作成ワークショップ①
2026年3月28日(土) 13時~15時/20時~22時
スキルセット作成ワークショップ②
個別コンサルティング(1時間×3回)
受講形式・料金プラン
【アドバンスプラン】
全6回セミナー(アーカイブあり)
スキルセット作成ワークショップ×2回
個別コンサルティング(1時間×3回)
オンラインコミュニティ(Slack)参加権
受講費(伴走・実装型) 価格77,000円(定員10名予定)
【ベーシックプラン】
全6回セミナー(アーカイブあり)
オンラインコミュニティ(Slack)参加権
受講費(講座参加型) 38,500円
どちらのプランを選んでも、この講座の核である「得意や経験を資産に変える設計思想」はすべて共有されます。
ベーシックは自分のペースで設計を進めたい方向け、アドバンスは一度きちんと形にして、使える状態まで仕上げたい方向けのプランです。なお、アドバンスプランは個別の対話と伴走を前提としているため、定員を設けています。内容の質を保つための制限ですので、ご了承ください。
「長々とうるさい」「もう分かったから早く申し込ませろ」という行動派の人(嫌いじゃないです)は上記の決済ページからプランを選択してください。もうちょっと詳しく内容を知りたい慎重派の人(むしろそれが普通です)は、以降15,000字程度の文章で詳細を載せていますので熟読し、ご判断ください。
講師プロフィール

染谷昌利
株式会社MASH 代表取締役
All Aboutアフィリエイト・副業ガイド
Yahooエキスパート(キャリア担当)
12年間の会社員時代からさまざまな副業に取り組み、2009年にインターネット集客や収益化の専門家として独立。
会社員時代は人事採用・人材開発・人事管理などの管理部門7年、営業・企業投資などの営業部門5年に従事しており、特に採用部門では新卒・経験者採用合わせて20,000人以上の面接を務めた経験を持つ。
独立後はインターネットメディアの運営とともに、ウェブライティングやインタビューライティング、ビジネス書・技術書の執筆を含む幅広いライティング活動を展開する。さらに、コミュニティ運営、書籍の執筆・プロデュース、YouTube活用サポート、企業や地方自治体の広報アドバイザー、講演活動など、複数の業務に取り組むポートフォリオワーカー。北海道滝上町、宮崎県宮崎市、長崎県壱岐市、熊本県熊本市、東京都中央区のアドバイザーも歴任。
現在は複業(副業・兼業)の重要性を伝えるため、新聞や雑誌、ウェブメディアの連載や取材の傍ら、マスメディアへの働きかけをおこなっている。
著書・監修書に『ポートフォリオ型キャリアの作り方』『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』(インプレス)、『副業力』『Google NotebookLM 徹底活用術』(日本実業出版社)、『アフィリエイトの教科書』『ブログの教科書』(ソーテック社)、『成功するネットショップ集客と運営の教科書』(SBクリエイティブ)、『クリエイターのための権利の本』(ボーンデジタル)、『複業のトリセツ』(DMM PUBLISHING)など55作(2026年1月現在)。
お金を得ることだけがポートフォリオではない
では気を取り直して続けます。
副業というと、どうしても「お小遣い稼ぎ」というイメージが強くなりますが、収入を得るだけでなく、他にも多くのメリットがあります。特に大きなメリットとして「スキルアップ」、「人脈構築」、そして「リスクマネジメント」が挙げられます。
複業(副業)には、本業以外の能力値を向上させる機会が数多く存在します。例えばIT企業に勤務する営業担当者がウェブサイトのデザインやプログラムを学ぶことにより、クライアントに新たな提案ができる可能性もあります。同じ職務だけ続けている人と、実益も兼ねて新しいことにチャレンジし続けている人とでは、本業での成果も大きく変わってきます。
人脈構築も同様です。自分が動かない限り、新たな出会いは生まれません。会社内という限られた環境での知識と、複数の業界の人間と情報交換して得た知識はまったく違います。あなたの得意分野を提供することで、相手はあなたのことを信頼し、関係性は深まっていきます。
僕はこれまで、さまざまなイベントや情報交換会・異業種交流会で、企業や地方自治体、美容室などの店舗経営者、個人事業主など数多くの人と会ってきましたが、情報発信が得意という経営者に会ったことはほとんどありません。多くの団体や個人が自社・自分のPRに困っているのです。
その場でできる限り価値を提供することで、信頼関係が生まれ、その後の仕事に繋がることも少なくありません。とはいえ、最初から強引に仕事を獲得しに行く必要はなく、まずは信頼関係を積み上げていくことで、人脈は太く強く、そして広がっていきます。
いまはSNSが普及しているので、FacebookやXなどでゆるく交流を図りつつ、自分の得意分野の情報を発信したり、困りごとを抱えている人にアドバイスしたりして、知り合った方からの信頼度を向上させましょう。自分が困ったときに助けの手を差し伸べてくれるような関係性になってはじめて人脈となります。
なお、名刺の枚数と人脈はまったく関係ありません。いくら名刺交換をしたからといって、信頼関係が構築されていなければその後の展開はありません。SNSでまったく関係ないコメントをしたり、定形の挨拶をしたり、名刺交換した相手にメールマガジンを勝手に送りつけるのは論外で迷惑がられますので注意しましょう。
そしてリスクマネジメントの側面も忘れてはいけません。
いま勤務している会社がいつまでも存続している保証はありません。業績が安定している間に、自分のスキルを向上させ、ネットワークを広げておくことが、会社が倒産した際の最大のリスクヘッジになります。JTBやANAなどの大企業でも、新型コロナウィルスというブラック・スワンによって巨額の赤字を抱えてしまうのです。
現在の社会で絶対に安全ということはありません。突如として働き先がなくなってから転職先(収入源)を探すのと、事前に準備していた人とでは気持ちや金銭面の余裕度は大きく変わります。
副業=副収入という目先の話ではなく、自分の将来を豊かにするための選択肢を増やすという思考を持っておくことが重要です。
本当に会社員は安定した職種なのか
ここで一つ、僕の会社員時代の話をさせてください。
僕はフリーランスになる前に、12年間の会社員生活を送っています。1社目は就職情報誌業界の小さな会社、2社目が中古自動車商社のスタートアップ企業(いまは東証プライム上場企業)、そして3社目が親会社に大手金融機関を持つ不動産金融の会社でした。
当時の僕は、会社員は安定して給料がもらえる職種だと思っていましたが、決してそんな事はありませんでした。
僕が大学生だったころ、就職活動におけるメインツールは雑誌やハガキでした。そんな時代に突如、リクルートナビが公開されました。その勢いは凄まじく、僅か数年で就活のメインツールはインターネットに変化します。そして1社目の会社は、インターネットの波に乗り遅れて業績悪化、廃業に至ります。
実は2社目の会社は僕の担当クライアントで、インターネットの普及とともに急拡大していた会社だったのも皮肉な話です。
そして3社目は東証一部(現:東証プライム市場)に上場して、最高利益を計上した翌年に発生したリーマンショックによって大きなダメージを負い、希望退職を募る状態になりました。僕はその早期退職制度を使ってフリーランスの世界に飛び込みました。
どうでしょうか?これでも会社員は安定した職種だと思いますか?
会社員だけで過ごすというのは、一つの財布だけで生活している状態です。一つの仕事が破綻したら、そのお金の入口は失われてしまいます。これからの時代は、一つの財布を失っても、他でカバーできるような働き方が必要になります。そう、ポートフォリオの構築です。
安定が失われてから慌てて行動すると、焦りによって判断を誤ることが多々あります。落ち着いて考えれば、「誰でも」「楽に」「稼げる」なんてことはあり得ないということは知っているにもかかわらず、歯車が狂った状態ではその胡散臭い話が「誰も知らない美味しい儲け話」に感じてしまうのです。
だからこそ、いま安定した環境に属している人に「ポートフォリオ型キャリア構築」のマインドを身につけていただきたいのです。
仕事は失われると同時に創造される
いつまでも永続的に使えるノウハウやビジネスなどありません。新しいテクノロジーが普及したら旧来の技術は淘汰されてしまいます。
たとえばインターネットの普及により、自宅に百科事典を置いておくことはなくなりました。百科事典を一式揃えると数十万円したのですが、昔はそれでも飛ぶように売れていたのにもかかわらず。
iPhoneを中心としたスマートフォンの普及によって消えた産業はなんでしょうか?代表的なものは目覚まし時計です。カメラの性能はコンパクトデジタルカメラも必要ないレベルになっています。自動車のナビゲーションシステムもGoogleマップで代替可能です。
栄華を極めていた産業が、テクノロジーの進化によって一瞬にして消えていくことは珍しいことではありません。重要なのは、その変化に気づき、いかに準備しているかです。
1800年代のアメリカに、アイスハーヴェストという天然氷を切り出して世界に販売する仕事がありました。氷職人は自分たちの作業能率を向上させるために、氷を削りやすいノコギリを生み出し、さらに技術を進化させた電気ノコギリが登場し作業効率は一気に高まりました。しかし、天然氷の業界は縮小しました。技術が発展して作業効率が上がったにもかかわらずです。
なぜか。
答えは氷業界の常識をまったく知らない人間が参入し、製氷機を使って工場で氷を作りはじめたからです。不安定で非効率な天然氷ではなく、1年中いつでも安定した品質の氷が手に入るようになり、天然氷を切り出し販売していた人々は仕事を失いました。
さらには、氷が家庭でも簡単に作れる冷蔵庫(冷凍庫)が登場しました。わざわざ氷を買いに行く必要すらなくなったわけです。
イノベーションにより大半の天然氷業者は淘汰されました。しかしながら、天然氷を売りにした一部のかき氷店は行列が絶えません。それは、天然氷の価値を最大化した商品を生み出し、情報を発信し、お客様に届けているからです。
直近ではAIの発展により、数多くの職種が失われると恐れられています。一方で、AIに適切な命令文を届ける「プロンプト・エンジニア」と呼ばれる新たな仕事も生まれています。機械化や自動化が進んでも、人間がやれることは生まれているわけです。
このようなことは歴史上、頻繁に起こっています。変化に気づき、柔軟に対応できる基礎体力をつけておくことが重要なのです。
自由とはなにか
僕は「自由度」は認識の幅に依存すると考えています。人間は知っている範囲からしか選択できず、その選択の幅が広ければ広いほど自由だということです。
認識の幅はどうしたら広がるのか。それは知識と行動の量に比例します。日本1周するといった物理的な移動はもちろん、書籍を読んだり、講座に出たりして知識を身につけることも立派な行動力です。
自分が経験している、あるいは他者の経験(歴史)を学んでいるから、視野が広がり、選択肢が増えます。自分の意志で進む方向を選ぶことができるようになれば、結果として人生の自由度が上がるわけです。人生の残時間をなんとなく生きてしまうのは勿体ありません。
僕はよく、「知っているけどやらないことと、知らないからできないことはまったく違う」という話をします。知識を保有した上で、やるかやらないかを「自分の意志できちんと選択している」ことが重要なのです。
自分で選んでいる生き方と、誰かの判断に流されている、あるいはそもそも選択肢があることすら気づかない生き方では、1年後のポジションは大きく変わってくるでしょう。
新しいことをはじめるのに、勇気なんて必要ありません。必要なのは知識と、ちょっとだけの行動力です。一度動き出せば、自転車のように、転げ落ちる雪玉のように加速度が増していきます。ぜひ1歩、前へ踏み出してみてください。
未来は予言できません。でも自分が望む未来を作り出すことは可能です。本シリーズがそのきっかけとなったのであれば、これほどうれしいことはありません。
各講座の詳細
では各講座の詳細説明をしていきます。
◇第一回:インターネットを通じた発信力向上講座(基礎)
これからの時代(いまもそうですが)は、情報発信力さえあれば何でも売ることが可能になります。
売るものは商品かもしれないですし、サービスかも知れないですし、あなたのノウハウかもしれません。モノを売ることができれば、ストレートにお金を稼ぐことができますし、売るための方法を企業にアドバイスすることで、コンサルティング料金をいただくことも可能になります。
そう、発信力は集客や収益に直結できる立派なスキルなのです。
発信力は稀有な能力
世の中でしっかり情報発信できる人は本当に少ないです。
あなたの周りでブログを書いている、SNSで、YouTubeで積極的に発信している人がどれだけいるでしょうか?ブログを読んでいる、友人のSNSを見ているという人は居ても、自分で発信しているという人は決して多くないはずです。そして、そのブログやSNSアカウントを堂々と誰かに見せられるという人はさらに少ないでしょう。
実践したくなるノウハウ、紹介している商品をつい欲しくなるような文章力、リツイートしたくなるおもしろい写真、YouTubeで最後まで飽きさせないで視聴してもらう話術、どれも立派な能力です。
日常生活で「5分以上飽きさせずに、視聴者に一方的に話を聞かせること」ができますか?有名なYouTuberは、最初から人気があったわけではありません。毎日、コツコツと試行錯誤しながら誰かの役に立つ、あるいは笑顔を届ける動画を投稿し続けたから、結果として人気者になったのです。
企業のホームページよりも閲覧者が多い個人ブログやYouTubeチャンネルも珍しくありません。それは継続と試行錯誤を繰り返した結果の現れです。
インターネット発信で影響力を持つということ、収益化に直結できることも意味します。
毎日1,000人の人が見に来るブログを運営している人がなにかイベントを開催したら、10人程度であれば簡単に集まるでしょう。特定の商品やサービスをブログで紹介して、あなたの記事から売れた場合、広告手数料を得ることも可能です。
あるいはクラウドファンディングで賛同者を集めることも、発信力があれば容易になります。
クラウドファンディングは商品の良さだけでは資金は集まりません。「商品開発の理念やストーリーを明確に発信すること」、そして「協力してくれる人が多いこと」。この2点が揃って初めて大きな結果に結びつきます。目標金額に届かないクラウドファンディングは、この2点のいずれかの力が欠けている場合が多いです。
情報には価値がある
ではどのような発信をしたら良いのでしょうか。
一つの指針として、「自分の得意分野で、誰かの悩みが解決できたらいいな」と思って発信することが大切です。
人間は悩んだときに検索します。それはGoogleやYahoo! Japan、SNSの検索窓に入力して検索するかもしれませんし、アレクサやSiriに話しかけることかもしれません。とにかく人間は解決法が知りたいときにインターネットで調べるのです。
例えば冷蔵庫にピーマン、タケノコ、豚肉が入っていたとします。その場合、「ピーマン タケノコ 豚肉 レシピ」という検索キーワードを入力すると、チンジャオロースのレシピが検索結果に表示されます。麻婆豆腐のレシピは表示されません。このように適正な答えを返してくるのが検索エンジンの役割です。
もしあなたが料理好きで、「自宅の弱い火力でも、素人でも簡単においしいチンジャオロースの作り方」という情報を発信していたらどうなるでしょう?もしかしたらあなたの発信を見に来てくれる人がいるかも知れません。
旅行に行く場合、昔はガイドブックなどで調べることが多かったですが、今では観光情報やグルメ情報をインターネットで調べることの方が多いはずです。観光地の見どころやグルメ情報を現地の人が書いていたら、遠方からやってくる人は喜びますよね。
自分の得意分野や好きなことで、「誰か困ったことあるだろうな」と想像して発信する。どうしても特定の人が思い浮かばなかったら、「できなかった過去の自分」を思い浮かべて発信するのも良いでしょう。
例えば観光地の写真を上手に撮れなかったけれども、機材を変えた、構図を工夫した、光に気をつけるようにしたなど、撮影時のチェックポイントを意識したことで上手に撮影できるようになったということを、「半年前の自分」に教えるイメージで発信していくことも大切です。
第一回講座のコンテンツ
書きたいことはまだたくさんあるのですが、詳細は講座内で解説します。予定しているコンテンツは以下の通りです。
- 発信力は稀有な能力
- 情報発信力はさまざまなリスクを軽減させる
- 売れない・広まらないのは知名度が無いから?
- 「伝える」ことの重要性
- 言葉の選び方
- お金を使わないと集客できない?
- インターネットの特徴
- 組み合わせによる独自性
- ブログ・SNS・YouTubeの使い分け
- あなたの得意分野の発信が誰かの悩みを解決する
- 自己発信が安心を生む
- フローとストック
- 発信のスタイル
- 発信者としてのモラル
- 無駄な炎上を避ける
- 著作権
- 行動までの心の壁
- 稼げるようになるまで何ヶ月かかる?
- 無知と怠惰と焦りは騙される
- 結果が現れるには時差がある
- 世界の解像度
◇第二回:行動を促すための文章力養成講座
この講座はライティングテクニックとしてキレイな、ルールに沿った書き方を学ぶという内容ではありません。
編集部に好まれる文章というよりも、書籍やKindle、自分のメディア(ブログ)などで、自分の個性や主張を伝えるための考え方、やり方を解説する内容が多めとなります。
別に欲しくもなかったのに、ちょっと目に留まって、手に取ってみて、ふとレジに持っていって、気付いたら自宅にシーサーが飾ってあったことってないですか?
でも、なんで買ったのかを突き詰めて考えたことってありますか?なんとなく買って、なんとなく飾っただけで、普段の生活に戻ってしまう人がほとんどだと思います。
ポイントをしっかり押さえて情報を伝達することで、人は欲しくもなかった商品に興味を持ち、手元に置きたくなり、財布を開くわけです。心理的障壁を取り除いて、買う理由を提供してあげて、未来の豊かさをイメージさせてあげれば、人はモノを購入するんですよ。商品購入だけでなく、イベントやコミュニティの募集でも基本は一緒です。
「最近は動画、特にショート動画が情報発信の主流になっていて、テキストコンテンツは下火だから今更文章術を身につけてもあんまり意味がないんじゃない?」と考えている人も確かに多いと思います。
でも少しだけ考えてみてください。
もしあなたが動画を収録することになったとき、いきなりフリートークで90秒間よどみなく話すことはできるでしょうか?15分間、iPhone15の素晴らしさを語っているYouTuberは、その瞬間で思いついたことを話しているのでしょうか?
違いますよね。そこにはきっと台本があります。おもしろく、わかりやすく、そして視聴者を飽きさせないための情報を文章化し、練習し、編集し、一本の動画に仕上げているわけです。
例えば、就職・転職活動の場をイメージしてみてください。いくら高度なスキルを保有し、数多くのプロジェクトを成功に導いていたとしても、その実績を上手に採用担当に伝えられなければ、適切なポジションと待遇を得ることは難しいでしょう。
ChatGPTに尋ねても適切な回答が表示されないのは、質問する能力、そう文章を構築する力が足りていない可能性が高いです。
僕は地方自治体の広報アドバイザーの職にも就いています。実際に現地に行って感じたのは、地域には素晴らしい観光地や美味しい料理が溢れているのにも関わらず、その魅力が100%、世の中に浸透していることはありません。良くても30%程度でしょう。
自分でビジネスをしている人も同様です。いかに素晴らしい商品・サービスを提供していたとしても、適切な人に、適切な内容を届けなければ存在していないことと同じです。
時々、X(Twitter)で呟いているので知っている人もいるかと思いますが、僕は4年前からテスラという電気自動車に乗っています。
テスラの魅力やガソリン車との違い、自動運転を代表とする機能の紹介、税金や燃費(電費)等の維持費、注文方法、購入特典などをブログで発信し、そのブログ記事の紹介リンクから20台以上の車両が売れています。金額にすると約1億2千万円です。平均600万円もする車を、ブログを信用して購入するモノ好きが日本国内に20人以上存在するのです。
いかがでしょう?現在の動画トレンドに隠れてはいますが、文章が書けることは立派なスキルで、あなたの生活を大きく変化させることができます。逆に文章力が欠如している、100のことを10しか伝えられない人は、何かを成すことが大変な時代になっています。
前置きが長くなりましたが、文章力・ライティング力の必要性を感じてもらえたでしょうか?
とはいえ、いきなり「文章を書いてみろ」と言われて、魅力的な言葉を綴れる人は少数です。少数どころか皆無と言ってもいいでしょう。
さらに文章には詩や物語、レポート、論文など、さまざまな種類があります。特にこのセミナーではあなたのメッセージを読み手に届けるための方法、あなたというキャラクターの出し方、熱量の伝え方などなど、読み手が行動に移したくなるための技術にフォーカスして解説します。
あくまでも僕の主観ですが、ライターとか名乗りつつ、文章は単なるレポートにしかなっていない人(記事)が本当に多いです。レポーター的な文章の書き方が悪いわけではありませんが、主張のない(主張になっていない)文章ばかり書いているとライターとしての能力は伸びません。強いメッセージを込めるやり方を学んでおくことで、自分の能力の幅は広がります。
コピーライターになりたいのかコラムニストになりたいのか、ビジネス書の作家になりたいのかジャーナリストになりたいのか。それぞれ求められるスキルは違います。とはいえ、自分の個性を魅力的に表現できる能力は必ず役に立ちます。
今回、このセミナーを聞くことでみなさんはライティングの重要さが肌感覚で理解するでしょう。楽しみにしてください。
ちなみにこの長大な案内文も、第二回講座の技能を駆使して書いています。この文章を読んだ上で講座に参加すると、答え合わせになって面白いかもしれません。
第二回講座のコンテンツ
- 文章(ライティング)には種類がある
- 文章を書く目的
- 伝わるとは
- 行動までの心の壁
- 希望と恐怖
- 行動する理由の提供
- 文章のクオリティを決める3つの要素
- その文章に主張(メッセージ)はあるのか
- 主張の型
- 主張を理解させるための論証数
- 文章を書くための4つの型+α
- 蛇行した文章は深みや厚みを与える
- 青汁と化学調味料
- 大げさ度と違和感
- ユーモアと真面目さ
- 謎掛けと種明かし
- 五感の移動
- 抽象と具体
- 視点のスイッチ
- 効果的な3つの文章形式
- 3つを同時に満たす表現形式
- 脳を支配する2つのシステム
- 人の心を動かす7つの要素
◇第三回:ブランディングと物語性を軸としたセルフプロモーション力養成講座
いくら素敵な文章を書けるとしても、その人自体に魅力がなければ誰も関心を持ってくれません。「何を言うか」より「誰が言うか」の時代になっているのは明らかです。
では「魅力」はどのように身に着けていけば良いのでしょうか。大きな要素としては2つ。それは「キャラクター」と「物語性」です。
さて、「ウサギとカメ」というおとぎ話があります。足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的にはゴール前で怠けたウサギを一生懸命歩き続けたカメが追い越して勝利する話です。これはおとぎ話ですから実直にがんばり続けたカメが勝っていますが、現実社会は働き者のウサギばかりです。ゴール直前で怠けるような実業家は居ません。
でも少し立ち止まって考えてみてください。
なぜカメは「陸で競争すること」を選んでいるのでしょうか?僕がカメだったら地上でウサギと競争するようなことはしません。すぐ池に飛び込んで、池の中で勝負します。説明するまでもなく、溺れたウサギを尻目に圧勝できるからです。
これが独自性です。独自性は自分をブランド化させるための必須条件です。
この講座については敢えてこれ以上の紹介はしませんが、コンテンツの内容を見て興味が湧いたらぜひお申し込みください。
第三回講座のコンテンツ
- コンテンツとコンテキスト
- メッセージとキャラクター
- あなたは誰ですか?
- 組み合わせによる差別化
- ブランドとは
- ブランドの構造
- ブランドを作り上げる6つの要素
- ブランド化の第一歩は◯◯◯◯◯◯
- キャラクターの表現方法
- 見えない資産を可視化する
- 人間が特に惹きつけられる性質
- 対比構造による強調
- 立ちはだかる敵の存在と倒し方の共有
- 話を聞いてもらえるキャラクター
- 人の心を動かす7つの要素
- 権威性を上げる方法
- ポートフォリオのアップデート
- 物語に必要な12のステージ
- 8つのキャラクター原型
- ブランドが構築された瞬間
◇第四回:複業案件獲得のためのプラットフォーム活用講座
せっかくライティングやブランディングを学んでも、「どうやって仕事を獲得すればいいのだろう」、「どのプラットフォームを使えばいいのか分からない」「プロフィールをどう書けば採用されるのか」という疑問は多くの方が抱える壁です。
この講座はそのギャップを埋め、あなたのスキルを実際の収入へ転換する具体的なロードマップを示します。
案件獲得を加速させるプラットフォーム活用術
さまざまな複業プラットフォームの特徴を具体的に紹介しています。
スタートアップ案件に強い、地方自治体と相性が良い、大企業とつながりやすいなど、それぞれの違いを理解し、最適な場でチャンスを掴む方法を解説します。
「選ばれるプロフィール」や「志望動機」の作り方
単なる経歴の羅列ではなく、あなたの強みや物語を伝えるポートフォリオ作成術を伝授します。
AIを活用した効率的な自己分析や言語化の方法も取り入れながら、相手の心を動かすプロフィールに磨き上げます。
継続案件に繋げる信頼と権威性の構築
一度きりの受注で終わらせず、継続案件へと発展させるための戦略を公開します。
地方自治体や商工会などでの活動や資格取得による「社会的信頼度の高め方」、期日前の納品や迅速なレスポンスといった「選ばれる人」の行動習慣まで、具体的な実例を交えてお伝えします。
第四回講座のコンテンツ
- あなたは誰ですか?
- ポートフォリオの可視化
- 自分のキャリアを振り返る
- キャリアの棚卸し手順
- 亀は「陸上」でウサギに勝てない
- 棚卸しのツール
- 現実への適合
- 権威性を上げる方法
- 人材の型と成長手順
- 複業プラットフォームの種類と特色
- 自己PRと志望理由
- 案件獲得の工夫
- 選考基準とポートフォリオの最適化
◇第五回:ビジネスをスムーズに展開するためのファンコミュニティ構築講座
変動の時代を、ビジネス的にも私生活的にも楽しく生きていくためには、自分を中心としたコミュニティを創っておくことが重要です。
とはいえ、ただ漠然と「コミュニティを創る」と言われても、完成形や手順がイメージできていないと、上手にコミュニティを創りだして運営していくとはできません。この講座ではコミュニティという場の作成や維持の仕方までのプロセスを解説します。
芸能人でも有名人でもない僕が、月額6,000円という決して安くない月会費でオンラインサロンを7年以上運営し続けられるのはなぜか。その知識と経験を隠すこと無く公開します。
そもそもコミュニティとは
そもそもコミュニティとは、人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域、およびその人々の集団、地域社会、共同体を指します。現実社会ではアーティストのファンクラブ、Jリーグサポーター、草野球チーム、子育てサークル、PTAなどが該当します。
インターネット業界で表すと、古くはmixiやメールマガジン読者、近年ではオンラインサロンやnote、NewsPicksなどもコミュニティの一種です。
コミュニティの重要性について
これからの世の中、成功しやすいジャンルのビジネスとそれ以外(成功するのが大変なジャンル)のビジネスがあります。まず成功しやすいジャンルの一つとして「プラットフォーム型」があります。
プラットフォームというと鉄道や飛行機などの移動手段や、電力、通信回線などのインフラ業界を想像されると思いますが、世の中には数多くのプラットフォームが隠れています。
プラットフォーム型ビジネスモデル
- Apple・・・iPhoneは携帯型デバイス、Macはパソコン、Apple Musicは音楽のプラットフォーム
- インテル・・・パソコンのCPUのチップ提供としてのプラットフォーム
- Google・・・検索エンジンというプラットフォーム
- Facebook・・・個人情報のプラットフォーム
- Amazon・・・通信販売のプラットフォーム(あるいは最強のサーバー運営)
- クックパッド・・・料理レシピのプラットフォーム
- DMMオンラインサロン・・・オンラインサロンのプラットフォーム
代表的なものをいくつか挙げると、まずApple Musicです。これはAppleが運営していますが音楽配信のプラットフォームです。Googleは検索のプラットフォームになっています。
パソコン自体もプラットフォームではありますが、さらに突き詰めるとCPUで使われているチップを提供しているインテルや、OSを提供しているマイクロソフトがプラットフォームになります。
楽天市場やAmazon、アフィリエイトサービスを提供しているリンクシェアやバリューコマース等のアフィリエイトサービスプロバイダもプラットフォームに位置付きます。
DMMオンラインサロンはまさにオンラインサロンのプラットフォームになっています。
このように「サービスの場」を提供する事によって、手数料収益を上げていくモデルは今後も発展するでしょう。ただし、このような大規模なモデルをすべての人が構築できるわけではありません。
プラットフォームモデルで成功を収めている会社を見ればわかりますが、世界トップクラスの天才が集まって、恐ろしい集中力でハードワークし、軌道に乗ったら資金調達し、多額の投資をして事業を回しています。そして挑戦して成功するのは一握りの限られた人になります。
ですので、僕のように平々凡々とした人はこれから説明するコミュニティモデルを目指すことをお薦めします。
コミュニティ型ビジネスモデル
- Apple・・・iPhoneやMacbookなど、生活を豊かにするための商品を顧客に提示し、その理念に共感・参加してくれるお客様でコミュニティを形成している。
- クラシックカー専門店・・・求める人は決して多くないが、そのお店でしか入手できない車種があれば必ずそのお店で購入する。そして店内には同じ趣味を持つ仲間が居て、その場に居る事自体が楽しみになっていく。クラシックカーなのでトラブルも多いが、修理に持っていくことでさらにお店や車に対する愛着が増していく。
- 釣具店・・・海釣り大会や川釣り大会を企画し勝敗を競うイベントを実施する。あるいはルアーの自作教室や釣れるポイントの勉強会などを定期的に実施し、単なるお客から仲間になってもらうような働きかけをおこなう。
- オンラインサロン・・・主宰者の理念に共感したり、参加することによるメリットを享受したりする「場」を提供している。
Appleは先ほど、Apple Musicでプラットフォームのモデルと評しましたが、実はコミュニティモデルも備えているという稀有なパターンです。だから時価総額世界No.1なのです。iPhoneやMac bookを一度でも購入したことのある人は不思議とApple製品を使い続けます。新しいiPhoneが発売されたら、みんな買うのです。
このロイヤルティの高さは、ライフスタイルを豊かにするというAppleの理念に強力に共感しているからです。一昔前はSONY信者という表現もありましたが、それも上手にコミュニティ化していたのだと思います。
なお、僕はWindows派でこの案内文もWindows機で書いているのですが、特にどの機種がいいというような思い入れはありません。VAIOでもいいですし、レノボでもDELLでもメーカーはどこでも構いません。求めるスペックとデザイン、そして価格のバランスで選択しています。
Appleとの大きな違い、わかりますか?
自分を中心としたコミュニティをつくる意味
自分の得意な場をベースにした強固なコミュニティを構築することにより、好景気・不景気関係ない強いビジネスモデルを創り出すことができます。
能力と資本と自信があるのであればプラットフォームを目指すのも悪く無いですが、ビジネスを始めたばかりの人のほとんどが潤沢な資金があるわけではありません。ですので、最初はコミュニティをしっかりと構築し、あなたのコミュニティ内の仲間に支持してもらえる状態を目指しましょう。
この講座で提唱するコミュニティとは自分を中心(リーダー)としたグループを意味します。グループのテーマはサッカーサークルのような気軽なものでもいいですし、マーケティングメソッド研究会といった意識高めなものでも構いません。
リーダーと言っても堅苦しいものではなく、一歩先を行く人というイメージです。そして全能である必要もありません。
僕はブログ運営やネットマーケティング、出版などに関しては専門知識を有していますが、イラストが必要な場合は他の人がリーダーのコミュニティのメンバーとして参加します。僕が必要とするスキルが持っている人は、それだけで(僕にとっては)リーダーとなる資質があるわけです。
なお、ここでいうメンバーとはリーダーの理念に共感した、学びたい、仲良くなりたい、理由はなんでも構いませんが、一つの目標に向かって一緒に歩いている「仲間」と認識していただければと思います。
コミュニティを構築するメリット
結論から先にいうと「損失を出すリスクと機会損失するリスクをほぼゼロにできる」という点が、コミュニティ構築の最大のメリットです。
なんだそれ?
と思う人も多いと思うので、具体例を交えて解説します。
例えば株式投資。
まず、株を買うという行為には必ず損失リスクが発生します。確かに市場調査や企業調査をおこなうことでリスクを極限まで下げることは可能です。しかしながら市場は生き物です。株を買った時点で、価格の下落リスクは必ず発生するわけです。
逆に、株式チャートをただ見ているだけだったら行動は伴いません。したがって価格下落による損失リスクはゼロです。ただし、株価が上昇した際に発生する利益を逃している可能性もあります。これが機会損失リスクです。
例えば新商品の開発。
株式投資と同様にトレンドや想定顧客の嗜好、ライバル商品の動向などの市場調査をおこなうことでリスクを極限まで下げることは可能です。しかしながら商品は実際に販売してみないと結果は分かりません。売れれば儲かりますが、売れなければ商品開発費や人件費などの経費を回収することもできません。そう、損失リスクです。
一方、新商品など開発しなければ何も変わらず、ぬるま湯に浸かったままの大企業病生活が続きます。ただし、新商品を開発することによって得られたかもしれない収益や技術力は失われます。そう、機会損失リスクです。おそらくこのような事無かれ企業は競争に破れて淘汰されて、将来的に大きな損失を生むことでしょう。
動けば損失リスクは必ず発生しますし、動かなければ機会損失リスクが必ず発生するわけです。損失リスクと機会損失リスクはトレード・オフの関係で、あちらを立てればこちらが立たずという状況になります。
一般的なビジネスはこのリスクバランスを落ち着かせるために、マーケティングという名の市場調査をするわけです。
とはいえ、従来のマーケティングメソッドではこの2つのリスク回避を同時におこなうことは不可能でした。でも強固なコミュニティを構築してさえいれば、この両方のリスクを同時に回避することができるのです。
過去の具体事例は誰が見ても明らかなAKB48です。
AKB商法が嫌いな人も居るでしょうが、CDを出せば必ず売れました。ライブのチケットを取ることすら困難でした。この本質は、AKB48(もちろん研究生含む)のメンバーをリーダーとした強固なコミュニティが形成されているからです。彼女らを応援する、フォローするためにファンはAKBメンバーと一緒になって頑張るわけです。結果としてはお金を使うという行為になりますが。
なぜ村上春樹さんや小野不由美さんの書籍はベストセラーになるのか。もちろん内容自体が面白いということはありますが、ファンという目に見えないコミュニティがしっかりしているからです。
Appleはどうでしょうか。テスラ・モーターズは?Airbnbは?あの人気セミナー講師は?あのYouTuberはどうでしょうか?
コミュニティ内のリーダーとメンバーの関係は、売り手と買い手ではありません。同じ方向に向かって一緒に歩む仲間です。リーダーが理念を語り、一つ上のステージに行くために、より豊かな生活を楽しむために必要な情報(商品)を提供することで、みんなで成長できて、なおかつ居心地が良い「場」を生み出すことができます。
一緒に成長するために必要なもの(商品)を提示するだけで、共感してくれるメンバーは買ってくれます。課金ポイントをどこに設定するかだけの話です。もちろん無料で情報提供するだけでも構いません。その場が居心地良ければ仲間は残りますし、悪ければ去っていくだけの話です。
なにが売れるか、支持されるかわからないこの時代に、理念に共感してくれるメンバーに支えられることで、リスクが極限まで下がるというのは大きな優位性です。
もちろんリーダーはメンバーに対して参加するメリットを常に提示していかなければいけませんし、一番成長しなければいけない(一番前を歩かなければいけない)というプレッシャーもあるわけです。
これらの点を踏まえた上で自分のコミュニティを作っておくことで、スムーズに自分の事業を開始することもできます。
第五回講座のコンテンツ
- 縮小していく日本経済
- 消えた産業と曖昧になった壁
- AIが見せる未来
- イノベーションは突然やってくる
- 時代にフィットした2つのビジネスモデル
- 優れたコミュニティはマーケティングを不要にする
- コミュニティが作れていないビジネスのリスク
- ビジネスモデルの変化
- どのような集団がコミュニティに該当するのか
- 時代の流れと変化するコミュニティの形態
- コミュニティを創り出す3つのステップ
- オリジナリティ
- コミュニティの型
- コミュニティの価格帯
- グループとチームは同じようでまったく違う
- コミュニティのリーダーになる
- 対面と同行
- リーダーはポンコツでいい
- 決済・運用プラットフォーム
- 募集において知名度よりも大切なこと
- 居心地の良い場所を提供する
- 価格改定とその理由
- 出口は常に開放しておく
- 課金ポイントは状況によって変わる
- ビックもスモールも原理は同じ
- 価格と質は比例しない
- コミュニティがあるからできること
- なぜコミュニティはキモさが醸し出るのか
- コミュニティが終わる3つの要素
- 自分の意思で決められるのが良いコミュニティ
◇第六回:一般人でも本の著者になるための商業出版講座
自分の書いた本が全国の書店に並んでいる状況を夢見たことはありませんか?
とはいえ自分に本なんて出せるわけないし・・・と諦めたことはありませんか?
ありがたいことに、僕はこれまで単著12冊、共著18冊、監修16冊、企画・編集協力9冊の計55冊を出版し、さらにインタビュー協力を含む書籍も複数あります。通算の増刷率は6割を超え、時代に合わせた改訂版も作成し、なおかつ今も出版依頼をいただき続けています。これは特別な才能ではなく、正しい知識を持ち、行動し続けた結果に過ぎません。
この講座の案内文を読んでいるということは、いずれ出版してみたいと心のどこかで思っているのではないでしょうか。自分の本が紀伊國屋書店や、ジュンク堂、あるいは地元の本屋さんに並ぶのを夢見ている人だっているはずです。
でも、多くの人は出版の方法を知らないから、夢で終わってしまうのです。
自分が普通と思っていることでも、世間から見たら全然普通ではないことはたくさんあります。出版できるかどうかは、踏み出す方向を知っているか、一歩踏み出す勇気があるか、そして歩み続けられるかどうかにかかっています。
実は出版すること自体はそんなに難しくありません。
ただ、「売れる著者」になるためには知識と行動力が重要です。僕が出版した本の冊数が多いのには理由があります。さらに、増刷率が高い、納期を守る著者は出版社としては必要な存在になれます。結果として、出版依頼が絶えなくなります。
この講座では、どうやったら出版できるのか、どうやったら売れるのか、出版から次のビジネスに繋げるにはどうしたらよいのか、といった、出版に関わる全般的な内容をお話したいと思います。
なお、今回のテーマは技術書・ビジネス書がメインなので、小説を出したい、コミックスを出したいという人にはちょっとズレがあるかもしれません。ですが共通項目も多く含まれているはずなので、そのような視点で参加してもらえると嬉しいです。
出版業界の現状について
最近の出版業界といえば、「本が売れない」「書店の閉店が相次いでいる」「出版取次(いわゆる卸問屋)が経営危機」「学生が本を読まない」などといった、暗いニュースばかりが目立ちます。
ただ、すべてダメかと言うとそういうわけでもなくて、業界全体は縮小傾向にあるものの、中堅どころの出版社や大手書店はがんばっていて、大手と小規模の出版社と小規模書店、そして出版取次の経営状況が厳しいという傾向が見えてきます。
売れている書籍の傾向としては、30分で読めるライトな感覚の書籍やマンガでわかるシリーズ、あるいはFACTFULNESSのような海外のゴリッとした内容を翻訳したものが好まれています。
とはいえ、全体的には販売部数は96年をピークに減少を続けています。
統計局が提供している「日本の統計2024」の第26章5項によると、毎年65,000点もの書籍が発売されています。本が売れていないのにも関わらず、新刊の出版点数は大きく変わっていません。言い換えると、本を書いている人は増え続け、読みたい人は減り続けているわけです。著者数が読者数を逆転するという笑い話も現実になるかもしれません。
新刊を出す理由としては、素晴らしい知識を世界に広めたい、新しい才能を発掘したいというポジティブな考えがもちろんありますし、書店の陳列棚を空にしたくないという営業的な側面もあります。ですがキャッシュを得るという理由も少なくありません。
出版社は、新刊を発売し書店取次に出荷した時点で売上が立ちます(お金が入ってきます)。書店で売れた時点で売上になるわけではありません。もちろん、売れない本は返本されるので、先に出版取次から支払われた金額を返金する可能性もあるのですが、返本が発生するのは数カ月後です。
自転車操業というとイメージが良くないですが、要は新刊を出しさえいれば目の前のキャッシュが会社に入ってくるわけです。だからこそ出版社は毎月のように新刊を出し続けるわけです。新刊を出さないとキャッシュが止まって、資金繰りが苦しくなるのです。
というわけで、年間65,000点をクリアするために、実績のある著者が定期的に発刊する書籍はもちろんのこと、数多くの著者がデビューしていきます。
芸能人やプロスポーツ選手や医学博士などが、いままで培ってきた経験やノウハウを知らしめるために書籍を使い、その知識や実績や知名度によって販売冊数を伸ばしています。一方、売れていない著者は出版の舞台から退場していきます。
しかしながら、この文章を読んでいる人の多くは芸能人でもスポーツ選手でも医学博士でもないでしょう。それでも出版は可能ですし、ベストセラーは難しくてもロングセラーとして長く愛される書籍を創り出すこともできます。
最初に書きましたが、僕は2026年1月時点で55冊の書籍を世に送り出しています。でもブログ飯という書籍を出版するまでは、ブロガーを名乗る絶賛無職でした。もちろん、狭い一部の限られた業界以外ではまったくの無名ブロガーです。そんな人間でも一段一段、階段を登っていけば大きな結果につながっていくわけです。
普通の人が、実は普通でないことに気付き、再現性があることを検証したのちに体系化し、魅力的な企画書を作り、原稿を書き切り、売るための活動をおこない、次のステージに進んでいくための方法を余すことなく伝えていきたいと思います。
第六回講座のコンテンツ
- 出版業界の現状
- 出版社が本を出す理由
- 時代の変化
- 著者と出版業界の未来予想図
- 出版は有名人の特権ではない
- 出版までのスケジュール
- あなたは誰ですか?
- 権威性を上げる方法
- きっかけを生み出す
- 誰にでも門戸は開かれている
- 商業出版のパターン
- ここ数年で売れている5つのジャンル
- 企画書に必要な3つの要素
- 企画(アイディア)が生まれる5つのステップ
- 企画書に入れる項目
- 組み合わせによる独自性
- 10万字を書ききらない企画は絵に描いた餅
- 推敲・校正
- 読者に寄り添った言葉を選ぶ
- 書籍は書き終わってからが本番
- 予約数を積み上げ、自ら話題性を創り出す
- 歩いた距離に比例して売れる
- 書店挨拶の作法
- 著者の収入のホントのところ
- 出版によって変わる世界
おわりに
人間は習慣の生き物です。生活の99%は習慣で行動しています。
朝起きる、懸垂する、ご飯を食べる、顔を洗う、SNSチェックする、ベンチプレスで大胸筋に負荷をかける、電車に乗る、スマートフォンでゲームをする、メールチェックする、つまらないミーティングに出る、ランチを食べる、スクワットで大腿四頭筋に負荷をかける、コーヒーを飲む、眠さをこらえて企画書をつくる、理解度の低い上司に説明する、適当に残業する、同僚と飲みに行く、デッドリフトで脊柱起立筋に負荷をかける、FF14をやる、寝落ちする。
といった感じです。多少の違いはあると思いますが、ほぼ毎日ルーチンになっていませんか?
新しいことは意識しないと行動に移せませんし、普段と違うことをおこなうのはエネルギーを使います。でも、たった1%の時間でよいので、今までとは違ったことにチャレンジしてみませんか?
違うことというと構えてしまうかもしれませんが、ビジネス書しか読んでいない人が小説にチャレンジすることも、興味を持った講座に申し込んでみることも「昨日までと違うこと」です。
ちなみに「One New Thing A Day」という言葉があります。直訳すると「一日一つ新しいこと」です。海外でも同じような言葉があるんですね。
最後に改めて聞きます。今日、どんな新しいことをしましたか?
この講座があなたの新しい一歩に繋がったら嬉しいです。